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清里での黙想リトリート

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 今年も仲間たちで、先週の後半、八ヶ岳のふもと清里にて二泊三日の黙想会を過ごした。
 いつものペンションなので、オーナー夫人とはすっかりなじみとなった。

 ほかではあまり会うことない仲間たちだが、この一年を振り返るなかで、言葉にしたことのない深い体験、主がなさったことの意味を、そのとき浮かんだ言葉で分かち合う。問うことも、聞き返すこともほとんどせず、その場だけのこととして語られる想い、記憶のほとんどは、重く、聞いても胸に納めておくしかない告白だが、不思議と平安な思いを抱きつつ、それぞれが話したいことだけを話す自由な時となった。

 今年も昨年と同じ、上沼昌雄氏をお招きし、近著『闇を住処とする私、やみを隠れ家とする神』(いのちのことば社)を題材に、それぞれが抱えている人生の闇のなかへ、イエスによる灯火をかかげて探索する内的な旅をたどった。

 それは怪しげなものではなく、危険なものでもなく、つらさや悲しみは伴うものの、「あなた(神)にとっては……暗闇も光も同じことです」(詩編)とあるお方が同伴者だからであり、また、仲間がいるからこそできた旅だった。

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(上:清泉寮から富士)(下:「萌え木の村」)