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スピリチュアルとは何か(野村先生の講演から)


 またまた、ブログ友達のお鹿さんから有益情報をいただきました。ありがとうございます。前回の記事、FEBCのネット放送に登場している野村祐之先生の講演内容がネット上で公開されています。(「スピリチュアル・ペインをめぐって」2002年の資料らしい)

「スピリチュアリティとは」「スピリチュアルとは」といった問題が、とても明快に分かりやすく説明されています。(全部で7頁あるので読むのが大変ですが。)

スピリチュアルとは何か(野村先生の講演から)_e0079743_14435499.gifそもそもの発端は、WHOの健康の定義として、「スピリチュアル」という用語が採用にされそうになったとき、「それに該当する日本語は何か」という問い合わせを各機関から受けたことから、「スピリチュアル」をどう解説したらよいかの模索が始まったようです。

このキリスト教用語を、キリスト教文化の背景と語彙を持たない日本人に、どうやって伝えるかという難題への一つの解答がここにあると思います。言葉は、文化と歴史を背景にしてはじめて理解し、共有されるということを教えられますね。

「健康の定義」「スピリチュアル(霊的)、スピリチュアリティ(霊性)」「からだ(BODY)」「あたま(MIND)」「こころ(SPIRIT)」「霊」「息」「風」「いのち(命)」「ペイン(PAIN)」「孤独」「共苦(コンパッション)」「共苦する神」「HEALTH(健康)」「HEAL(癒し)」「WHOLE(全体性)」「HOLY(聖)」「社会、自然との関係」「自分らしさ」(上図:YMCAのロゴマーク)

こうしたキーワードを漢字や英語の語源にさかのぼって解説してくれているので、なんか分かりやすいです。語源にさかのぼって、本来の意味からぶれてきた現代語を、あらためて修正する作業は、ヘンリ・ナウエン神父もひんぱんに著書の中で行っていて、それが読む楽しみの一つです。

こうしたキーワードを眺めて黙想するだけでも、それ自体がスピリチュアリティのなんたるかを理解する上で助けになります。


お時間を見つけて上記リンク先に目をとおしたらいかがでしょうか。
私たちのあり方について、新しい目が開かれるかもしれません。