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サンド氏による「ユダヤ人の起源」の邦訳が。

サンド氏による「ユダヤ人の起源」の邦訳が。_e0079743_22435257.jpg ブログ記事で書いた関連本の邦訳が出ていました。
 今年の三月末。知りませんでした。

 イスラエル内と、ヨーロッパでかなりなセンセーションを呼び起こしたようですね。

アマゾンのサイトから抜粋

「聖書時代から現代まで、世界の常識を根底から覆す歴史的大作
 世界15ヵ国で翻訳され、欧米で衝撃のベストセラー」

「2008年初めに出版されたとき、本書は「異様な」と評してもいい受けとめ方をされた。
 本書は電波メディアから強い関心をもって迎えられた。これに対し、周囲の歴史学者の世界は、本書に向ってアカデミックな突撃のときの声をあげた。
 そして、ことさら激越なシオニストのブログ上で、私は民族の敵として指弾された。
 なんと19週にわたって、本書はベストセラーの「ヒットパレード」に数えられた。「日本語版への序文」より」
(大丈夫かな、この翻訳。汗)

『ユダヤ人の起源』歴史はどのように創作されたのか(Amazon)

朝日新聞に書評にも、反シオニズム論の新刊ラプキン著『トーラーの名において』と合わせて載りました。

書評『ユダヤ人の起源』(asahi.com)

 新聞の書評は、『トーラーの名において』についてこう解説しています。(抜粋)

(著者)ラブキンは、現在のイスラエルにおいて、ユダヤ教の立場からなされるシオニズム批判に焦点を当てている。真摯なユダヤ教徒にとって、シオニズムは神を裏切るものであり、ユダヤ教史上、最大の敵である。彼ら(ラプキンら真摯なユダヤ教徒)は政治的には保守的なのだが、イスラエル国家そのものを否定するという点で、左翼的な批判者と一致する。以上、両書を併せ読むことで、現代世界における最も深刻な問題の一つに関して、より包括的な理解が得られよう。

 値段も高く、ページ数もありますが読んでみたいな〜。