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e0079743_024316.jpg 先週、福岡から電話があり、最近、たまに読んでいる
『目からウロコシリーズ』の著者、来住英俊様から連絡をいただきました。ナウエンについてのある資料を入手したいといことでした。そして、ちょうど上京なさるといので、「せっかくですから」と、事務所近くのコーヒー店で先週の金曜日にお会いすることに。

 私はいまこのシリーズの『詩編で祈る』『キリスト者同士の人間関係』『福音書の中にイエスを「見る」祈り』『聖書の読み方 レクチオ・ディヴィナ入門』などを読み初めていますので、その分かりやすく、有益な本作りに親しみを感じていましたので、こんな形でお会いできてうれしい出会いでした。

「目からウロコシリーズ」が作られた経緯
 せっかくですので、このシリーズについてお伺いしました。

 まず分かったのは、この冊子の分かりやすさは、講演をもとにした本だということです。なるほど。そして、ある信徒が記録してくれたものを、その人の提案で本にしたみたのだとか。
 もう、数年をへて、今は8冊のシリーズになっています。どれも、たいへん簡潔に分かりやすくまとめられた入門書(実践はそれなりの努力が必要)です。
 他の宗教でたまに見られる「超入門本」を心がけて企画したのだそうです。私のようなカトリック教会に詳しくない者が、何らかの伝統的なものを学びたいときに親切な冊子です。

御受難修道会とは
 来住神父の属する御受難修道会とは、18世紀のなかばに創設され(創設者:十字架の聖パウロ)、日本に入ってきたのは、50年くらい前だそうです。とくに信徒教育というか、信徒のための黙想、祈りの指導に使命を負っている団体だそうです。

 出版活動についても少し意見を交わしましたが、出版社の使命として「読者を育てる」ことも大切であると力説なさっていました。
 そのための「文体」、また「漢字の使い方」についてもご意見をお聞きし、たいへん参考になりました。
 これからも書物を通して、またお目にかかる機会があったら、いろいろと教えていだだきたいと思いました。

 「目からウロコシリーズ」、とても読みやすいですので、興味があるものから手にとってみてはいかがでしょうか。
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 先週から、いよいよ始まった「牧会塾」(サイトは更新なっていませんが、現在定員いっぱいですので、後期の受講生を募集中。)

 まったく初めての試みであり、どういう反応があるか関係者は未知の道を歩んできましたが、なんと受講者は各クラス、定員いっぱい集まりました。(東京、お茶の水クリスチャンセンター)
 ほんと、必要とされていたのですね。

 坂野慧吉牧師クラスー「牧会学の基本」(火曜午前)
 堀肇牧師クラスー「臨床牧会学」(火曜午後)
 太田和功一CLSK主事クラス「牧会者・伝道者とその霊性」(金曜午前〜午後)

が、主要な内容ですが、遠くは新幹線で参加する方や、片道二時間以上かけて参加する方もいて、並々ならぬ感心の高さがうかがえます。(写真は、今週の堀クラス)

本音や現実が行き交う出会いの場
 内容は、ほかでは聞けない実話や体験談を豊富に取り入れ、それだけに録音をお断りし、その内容を不注意に外で話さないよう受講生にはお願いしてあります。その場限りの貴重なお話がたくさん聴けるようです。
 またベテランの講師の皆さんは、それぞれユニークな進め方を工夫し、一方的な講義でない受講生とのやりとりがあります。受講生も、若手から経験豊富な方まで、幅広く散らばっています。

 参加者の反応も大変よく、後期を申し込むかどうか迷っていた方も、帰り際に後期の受講を申し込む方もいました。また、都合で参加できない日がある方は、ほんとに残念でたまらないような様子でした。
 私は休み時間に少し顔を出し、受付を手伝ったり、本の販売などをさせていただきました。

支援の必要
 この講義中、主催者としてつねに世話に当たっている森直樹牧師夫妻の献身ぶりには頭が下がります。
 特定の支援団体などを背後にもたず、不偏不党の立場で、自由な空間を作りだそうとなさっています。経済的には、まだまだ大変ですので、個人、クリスチャン企業などによる、こうした働きのための支援を募っています。→「友祈会」
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 今日の朝日新聞、「天声人語」で紹介されていた、話題のYouTubeの歌声。ふつうの素人の中年女性が、イギリスのテレビ番組だかの「のど自慢」に出演して、歌声を披露。
 その経歴と風貌からは予想もしなかった歌唱力に、審査員も観客もあぜんとする。

 人間って素晴らしい。

(本画面に埋め込みはできず、リンク先をご覧ください。日本語付)
 いくつかある動画のうち、すでに3,476万回、再生されているものがある。

レ・ミゼラブルから「I Dreamed a Dream」「過ぎ去りし日の夢」(前後のエピソードも含み7分)
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e0079743_21574091.jpg 前から楽しみにしていた新企画雑誌『Ministry』(キリスト新聞社 本体1500円 季刊)が、10日発売になりました。

横断的執筆陣
 思い切ったことをしましたね〜。
 まず執筆陣が面白い。日本のプロテスタントを横断的に人材登用しています。このような企画は戦後初めてではないでしょうか。(よく知りませんが。)

 キリスト新聞社というと、戦前からあるプロテスタント教会をバックに、歴史のある団体です。戦前からの日本キリスト教団系の人材で固めて当然なのに、戦後復興した福音派プロテスタンタント(現在、勢力では世界と日本の主流派)の執筆者も大胆に採用。また非キリスト者の執筆者もいます。編集、制作でも福音派系の人材が協力している模様です。
 一時代前だったら考えられないこと。島国日本のキリスト教界の特殊事情のなか、旧世代(ドイツ神学派? -私の造語)が着々と新世代(英語神学派?)に代わっている兆候かもしれません。

 非キリスト者の執筆とは、「新来会者が行く ノンクリスチャン八木谷涼子の教会ウオッチ」の筆者です。日本のキリスト教について、ふつうの一市民の感覚から研究している方で、一般出版社から数冊の著作を発行。教会をあれこれ訪問して、「なんでこうなんだろう?」というような、普通人の感覚で調べたり、意見を発表している方です。

 私も彼女の『知って役立つ キリスト教研究』(新潮OH文庫)のファンで、資料としてよく拝見しています。巻末の資料のお役立ち資料も優れもの。文庫にあるイラストもご本人作のようで、秀逸なんです。内容もなかなか正確で、感心してしまいます。

 本誌面の「教会(ぎょうかい)用語ウオッチ」コーナーでは、「礼拝を守る(必ず出席するといいう意味)」が扱われていて、思わず爆笑していまいました(文庫版でも触れている)。私も教会に行くようになって、「なんで、『礼拝を守る』という言い方があるのだろう? 人にプレッシャーをかけるフレーズだな〜」と奇妙に思っていました。英語のkeepの訳なんでしょうか?
 ただ、カトリック信者には通用しない言い方なんですって。知らなかった〜。

 岡田明さんとみなみななみさんによるマンガも意欲的。現代の若者文化を鋭くとらえた活発なブログでの言論活動をしている水谷潔牧師による「ちょっと 危ない教会談義」も、ユーモアのセンスが炸裂して面白いです。

無神論は時代遅れ
 今号で、いちばん楽しみにしていたのは、

  対談「無神論の黄昏」
   森本あんり(17世紀ピューリタニズム研究家 ICU教授)×アリスター・マクグラス(ロンドン大学教授 世界的に有名な神学者)

 両者の対談は、内容がとても明晰で的を射たもので、挑発的無神論者
リチャード・ドーキンス(邦訳多数)についても言及しています。「なぜキリスト教なのか」という論点をめぐって、現代的なアプローチ。

 内容を詳細にここで扱うには長くなるので避けまが、マクグラス氏は、「無神論も一つの信仰です」「キリスト教は他宗教も含めて、世界を意味あるものとして理解させてくれる」「わたしは無神論からキリスト教徒になったが……仏教もイスラム教も……キリスト教に見出したような知的性格をもっていないように思った。(それらが)知的でないのではなく、わたしにとっては、キリスト教の光がいちばん明るかった」(内容のごく一部の要約。詳しくは本誌をお読みください)と、いろいろとヒントを与えてくれる意見が興味を引きました。この対談、願わくは10回くらいの連載にしてほしい。

 DVDが付属していて、「日本の説教者シリーズ」第一回は、加藤常昭牧師の説教、インタビューを見ることができます。

 現れては消えていく日本の正統派のキリスト教雑誌。今後、どういう内容で「次世代の教会をゲンキにする応援マガジン」(同誌キャッチフレーズ)となってくれるか、楽しみにしたいです。
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 画面クリックしてご覧ください。画面いっぱいに広がりま〜す。(近所にて)
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 戦後、使命をもって日本にやってきた宣教師たちが晩年を迎え、次々に生涯を終えようとしています。いのちのことば社の創設者マクビティ師(たぶん存命中)、ダビデ・マーティン師(今年2月84歳で召天)と同じ世代のボブ・ボードマン師(85歳)が、いま残りの生涯を米国で閉じようとしています。沖縄戦に上陸して戦い、自ら負傷し、目の前で戦友を亡くした方です。
 私を指導してくれた先輩たちを指導した方で、私にとっては祖父のような方。

 最近、医師から余命半年であることを告げられました。アジアの国から、影響を受けた多くの方がインターネットを通じてお別れの挨拶をし、先月は、彼を迎えて、公での最後の集会がもたれたそうです。

たった一つの自慢
 ボードマンさんは、「ひとつだけ自慢することを許してほしい」と言って、友人を集めた最後の集会でこう言いました。(Facebookで視聴できるようになっている)

「一つだけ自慢させてください。これまで聖書を140回以上通読しました。聖書と聖霊の助けなしに、人生の困難を乗り越えることはできませんでした」

自分の年齢より多く読むとは、すごい精進です。

「いま私がいちばん恐れているのは癒されることです(注:たぶん、多くの友人が祈っているため)」(会場爆笑)

 先日、ガンの末期になって、あとがない第四段階に進んだと告げた医師に対し、
「第五段階があるのを知らないのですか? 神とともに天国にいることです」

 ユーモアを忘れない方です。

 これまでの人生を振り返り、次の十か条の教訓をまとめ、友人たちに配信してくれました。
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人生から学んだ十の教訓(ボブ・ボードマン作)【2009年3月】
1. どんなことでも誤解されるし、誤解は避けられない。誤解されようのないことでさえも、誤解されてしまうことがある。

2. 外見や世間向けの業績は、すべてを語っていない。実際は真実の姿を隠している。真実であり、かつ知恵ある透明性を持った人は、ほとんど見いだせない。

3. 人生の馳場のゴールを目前にして、私は今、戻ることの許されない歩みへ踏み出すように召された。突き付けられている問いは、「私は人生のレースをよく走れたか、そしてよく終えることができるか」である。「始める人は多くても、首尾よく終えることのできる人は少ない」(アジアの格言)

4. この地上での生涯はあっという間に飛び去る。永遠に比べれば数秒である。目に見えないことが本当の人生なのだ。なのに、どうして一時的に過ぎないことに、自分はたやすく惑わされてしまうのか。

5. ただ神だけを観客として、私は人生というゲームを演じ通すべきだ。

6. 片手で十字架を運ぶのは不可能である。

7. 変化は時に、ただちに訪れるが、別の場合には、長い人生の終わりにようやくやってくる。

8. 真実の、忠実な、神を恐れる人生のパートナーは、私たちの心を探られる生ける神を信頼することによってのみ、見いだし、持つことができる。

9. 生きている人はみな、何らかの人生の哲学を構築する。世に知られるもの、知られないもの。うまく表現されたもの、表現しにくいもの。しかし、その人の生き方で、行動で、話す言葉で、それは明らかになる。

10. 「若さとは人生の一時期のことではない。それは心のあり方のことである。意思の持ち方であり、どのようなイマジネーションを抱くかであり、感情のしなやかさ激しさ(or 豊かさ)(a rigor of the emotions)である。単に年を重ねることで老いるのではない。自らの理想を諦めるときに老いるのだ。「Unforgettable Men 」(P.248ページ) 詩篇71篇18節
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e0079743_14492567.jpg 昨年の夏ごろから編集と制作を手伝ってきた書籍がいよいよ発売となります。

『福音のためのインサイダー』
  ジム・ピーターセン/
  マイク・シェイミィ著
  杉本憲昭訳
  国際ナビゲーター発行発売
(価格1,790円税込)四六版304頁

 知り合いに、周りの方々に、聖書について、イエス・キリストについて紹介したいのに、いろいろな偏見や壁に阻まれて、うまくいかないことが多いものです。最近ではカルトへの警戒心も。

 著者は米国人ですが、ながらくブラジルという異文化のなかで宣教師として働いてきた経験から、さまざまな気づきや工夫を試みながら福音を伝えてきました。なるほど、と思えることが多く書いてあります。

 タイトルの「インサイダー」とは、自然な人間関係のつながりに置かれている私たちのあり方を表したもので、メディアでよく使われている「インサイダー取引」の「インサイダー」という否定的な意味ではありません。

以下は、広告文

 今まで教えられた方法ではうまく行かない現実に多くの人が悩んでいる。
 教会生活と社会生活との距離に悩むキリスト者に必要なのは、
 新たな方法でも、新たなプログラムでもない。
 ふつうの生活を送り、ごく自然な人間関係を尊重しながら神の国の価値観を生きる者こそが「福音のためのインサイダー」である。
 あなたが今置かれた場所の意義を再発見し、そこから始まる福音伝道を説く。


 社会が混乱を極めるなか、心の安定、生き甲斐、真の使命を、多くの方々が福音の中に見いだしてほしいものです。

 来週には福音派系のキリスト教書店に並ぶ予定
 書店に行けない方は、こちらか予約注文いただけます。
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 昨日、夕方、会議を終えてから友人と連れだって、非日常の桜見物に行きました。何年も近くで働いてきたのに、千鳥が淵の桜は初めて。
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 4月だというのに肌寒く、五分咲きでしょうか。満開でないおかげで、すいていてよかったです。
今週末はすごい人手になると予想されます。
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 そぞろ歩きをしながら何気ない話をしたり、出会いの喜び、別離の悲しみを分かち合ったり、季節のうつろいの中に身を置きました。
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 散歩を終えてから、近くの友人宅で軽食の交わり。素敵な味のワインも少し添えて、互いの健康と、これまで人生を共に歩んできたことに感謝し、リラックスの時を持ちました。
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