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シリコンバレーのスピリチュアリティは?

 外国に行ったおりには、なるたけ地元のキリスト教書店を訪問してみます。
今回は、最寄りのプロテスタントの小さな書店が閉店か、引っ越していました。
 どうしたんでしょう。何か変化が起きているのでしょうか? ネットショップの隆盛がありますしね。
 そこで、前にも行ったことのあるカトリックの書店に行きました。

 以下の写真は、書籍部門の半分くらいの景色です。店の面積の半分以上は、グッズ、聖具、絵、置物などが占めているのが特徴。プロテスタントでも最近は、グッズコーナーが大きくなっていますね。
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 よく見ると、意外にも福音派のIVP社のスタンドが立っています。現代の著者のコーナーでは、やはりプロテスタントの神学者ボンフェファーとイギリスの著作家C.S.ルイスの広い棚がありました。ユージン・ピーターセンも揃っています。いや、意外と言っては誤認識。教派を超えた読者がいるのは常識と見るべきでしょう。
 下の写真は、いかにもカトリック色のデザインをほどこした書籍群です。多様で、華やかで独得の歴史を感じます。
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 ヘンリ・ナウエンの書棚が以下です。たくさん置いてありますね。なじみの本がずらっと並んでいます。相変わらず人気がありますね。
 これと同じくらいの面積を、修道僧トマス・マートンが占めていました。日本ではマートンはそれほど紹介されていないのはなぜでしょう? 東洋的瞑想家デ・メロはずいぶん紹介されたのに・・。東洋的なものに親和性を持ち、大きな影響を与えた20世紀の著作家、活動家、瞑想家だと思うのですが??? 私が思っている日本のキリスト教七不思議の一つです。
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 シリコンバレーは、全体としては物質的に豊かな人々が多い地域ですから、それで満足としている人が多いのかもしれません。しかし一方、そのぶん孤独は深く、霊的渇きも大きいと思われます。競争に敗れてどん底に陥っている人たちもたくさんいることでしょう。交差点ではたまにホームレスの人を目にしました。各宗派の教会もたくさんありました。

 しばらく書店を見学したあと、私はまだ手に入れてないナウエンの関連書を三冊購入し、小さな喜びを抱えて帰宅しました。
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by amen-do | 2008-04-10 19:02 | 本 作 り