上州人の気質(内村鑑三)

e0079743_047501.jpg まだ大変な暑さ。私の夏休みは終わりましたけど。
 先週、帰省のおり、山奥の水上(みなかみ)温泉に。日帰りで露天風呂に入って、リラックスしてきました。
 そのホテルの和式庭園に文学者、思想家の幾つもの碑を発見。なかでも内村鑑三の言葉に惹かれました。近代日本が生んだ世界的思想家と言えます。
 上州(群馬県)、高崎藩の武士の家系ですが東京育ち。両親は上州育ちでしょうから、影響は受けたかも。

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 本人はどれほど上州人の自覚があったか知りませんが、同じ上州育ちの私としては、「あった」と思いたい。
 この碑文の現代語訳を試みると、以下のようでしょう。(間違いはご指摘ください)

上州人は世間にうとく、それほど見識も広くなく、
才能(器用さ)に欠ける。
意志が強く、がまん強い。飾りけがなく、口べたである。
そのせいか、人に欺かれやすい。
唯一よいところは、誰にでも正直に接することだ。
誠実にして、まごころの人としての生き方は、
いざ神の時がきたときに、必ずや勝利をおさめる。

 私に当てはまるだろうか?
 智恵も才気もないところは、そのとおり。その現実を受け入れることで謙遜にさせられる。
 貧しい、素朴な上州人だが、神の視点から見れば、いつか実を結ぶだろうという彼の洞察に、希望を見いだしたい。

(後日談:妻から言われた。「あなたは素朴とは言えないと思う。むしろ複雑で、神経質。人の目を気にしたり。あなたの親戚にこういう人はいるけど、あなたは違うんじゃない?」と。ガーン! きっと、それが本当なんだろうな。 
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