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『もしドラ』から学ぶピーター・ドラッカーのマネジメント

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 いまや『もしドラ』と言われる『もし高校野球の女子マネージャーがドラッカーを読んだら』(岩崎夏海著 ダイアモンド社)は、ご存知の方もたくさんいると思います。売れ行きは、48万部を越えたらしいです。

 ユニークな可愛い漫画をカバーに使った驚きの装丁。しかもお堅いビジネス書の出版社がなんでだろう? と驚きの反響を呼び(ある意味それが成功した)、ついには最近、NHKテレビの報道番組でもとりあげられました。これに連動して、ドラッカー本のリバイバルが!(写真は近くの有名書店の展示)

 ドラッカーについては、前にブログで取り上げたことがありましたが、しばらく読んでなかったので、恥ずかしながら購入して読みました。

 感動しました!!(大声)

 たいへんよくできた青春ドラマ仕立てのドラッカー入門書。

 私はiPhone版を電車内で読んだ後、感動のあまり三冊購入して、「読んでほしい」と思われる」友人にプレゼントしました。

 そしてきょう、二回目を読了しました。電車の中で感動で涙を流しました。(←単純。笑)
 人間の成長のドラマにもなっています。
 それほど深い人間理解に根ざした展開です。感心してしまいます。映画化も可能に思いました。

 マネジャーが人を見るときの第一の基準は、能力ではなく、その人の「真摯さ」だとありました。英語は何かを調べたら、これが、「インテグリティ(integrity)」なんですね。

 「真摯さ」も悪くないですが、「心の態度、気力、気合い、本気度」のような感じがします。私の中では、「誠実さ、言行一致、人格の統合性」というほうがピンとくる。

 これは、イエス・キリストの人格を表すときにも使われる代表的な要素。親近感が湧きました。

 およそ、人と協力して働いている人なら、皆が読むといいと思いました。
 おもに企業経営に適用されているでしょうが、すべて適用できるとは言えなくても、ドラッカーの人間洞察はどんな共同体でも活かすことのできる知恵の書。最高の入門書が生まれました。

 ドラッカーを読んだことのない人は、ここから入ったらどうでしょうか。
 人生や人間関係が豊かに変わるかも知れませんよ。(実行すればですが。。。)