『もしドラ』から学ぶピーター・ドラッカーのマネジメント
ユニークな可愛い漫画をカバーに使った驚きの装丁。しかもお堅いビジネス書の出版社がなんでだろう? と驚きの反響を呼び(ある意味それが成功した)、ついには最近、NHKテレビの報道番組でもとりあげられました。これに連動して、ドラッカー本のリバイバルが!(写真は近くの有名書店の展示)
ドラッカーについては、前にブログで取り上げたことがありましたが、しばらく読んでなかったので、恥ずかしながら購入して読みました。
感動しました!!(大声)
たいへんよくできた青春ドラマ仕立てのドラッカー入門書。
私はiPhone版を電車内で読んだ後、感動のあまり三冊購入して、「読んでほしい」と思われる」友人にプレゼントしました。
そしてきょう、二回目を読了しました。電車の中で感動で涙を流しました。(←単純。笑)
人間の成長のドラマにもなっています。
それほど深い人間理解に根ざした展開です。感心してしまいます。映画化も可能に思いました。
マネジャーが人を見るときの第一の基準は、能力ではなく、その人の「真摯さ」だとありました。英語は何かを調べたら、これが、「インテグリティ(integrity)」なんですね。
「真摯さ」も悪くないですが、「心の態度、気力、気合い、本気度」のような感じがします。私の中では、「誠実さ、言行一致、人格の統合性」というほうがピンとくる。
これは、イエス・キリストの人格を表すときにも使われる代表的な要素。親近感が湧きました。
およそ、人と協力して働いている人なら、皆が読むといいと思いました。
おもに企業経営に適用されているでしょうが、すべて適用できるとは言えなくても、ドラッカーの人間洞察はどんな共同体でも活かすことのできる知恵の書。最高の入門書が生まれました。
ドラッカーを読んだことのない人は、ここから入ったらどうでしょうか。
人生や人間関係が豊かに変わるかも知れませんよ。(実行すればですが。。。)
by amen-do
| 2010-05-28 17:23
| 読書・音楽・美術・映画