新刊印刷の最終調整

e0079743_10223769.jpg 現在進めている新刊の印刷作業。日程には余裕をもたせているつもりだが、思わぬ出来事も起こる。
 
 印刷にふす前に、信頼している何人(第三者)かに最終的なゲラ刷りを見てもらうのだが、「これで問題ないだろう」と思っていると、予想もしない指摘をいただく。このまま印刷と思っていたところが、その場で足踏みすることなり、訂正の必要が生じる。

 今回はその指摘を受けて、米国にいる訳者と30分くらいでスカイプで調整と思ったが、結局、二時間強かかった。調整が済んだ後、文字データの修正作業。そして、待たせておいた印刷所と連絡をとる。念のために、修正が反映されたかを確かめる印刷前の「白焼き」を、もう一度見せてもらうことにした。

 訳者と編集者の間だけで長い時間をかけて本作りをし、いざ完成というときに、二、三の第三者に目を通してもらうのだが、毎回思うのは、「やはり、見てもらってよかった」というホッとした思いだ。

 盲点というか、見落としというか、何度も読み直すために慣れが生じてしまい、原文に引き込まれて、語感が鈍ってくるからだ。また、自分とはまったく視点の異なった人の目が通ることによって、自分で発見できないことを指摘してもらうことができる。

 翻訳という特徴もあるが、つくづく本作りというものは総合力であって、個人の能力で手に負えないことを知らされる。よい本を作りたいという仲間がいるからこそ、こうした総合力が発揮できる。そうした仲間の存在に感謝したい。
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by amen-do | 2009-06-11 10:22 | 本 作 り