先日、銀座のキリスト教書店の老舗、教文館におじゃましてきました。お店の方としばらく四方山ばなし。同じ業界の人と情報交換するって、なかなか楽しいものです。消費者嗜好や読書環境が変化しているなか、日本の限られた読者層にいかにアピールするか、工夫していらしゃる様子がうかがえました。
今もナウエン・コーナーが設置され続けていて、品揃えが充実しています。愛読者には助かりますね。(クリックで拡大)

1月なかば、ある団体の会議があって、代々木の国立青少年センターに二泊しました。
会議で疲れましたが、活動が始まる前の晴れ渡った早朝の青空、冬空にすっきりした気分を味わいました。
森は明治神宮です。滞在した施設は、ポストモダンお面白い建築物です。(クリックで拡大)
年頭にあたって、今年一年の見通しを仲間と共に思いを馳せました。
今年最初の記事を書かないまま、もう一月が終わりそうです。
新年から仕事、活動がばたばたと続き、落ち着けない日々を過ごしました。
毎度、訪れてくださった方にはすみません。
さて、日本人は新年を迎えると心が改まる思いがあるように思います。80代の私の父は、正月が来ると「また一歳としをとった」とため息をつきます。笑)
日本人にとっては昔から、年末年始は、死と再生をイメージする通過儀礼の意味があるのかもしれません。
去年を振り返って、今も忘れられないことがありました。
夏のある朝、子供を送って車を運転しての帰り、ラジオから『子供電話相談室』が聞こえてきました。夏休みに入った小学生低学年くらいの少年がこう質問していました。
なぜ人間は死ぬの? 回答者はいったいどう答えるだろうと、耳をそばたたせました。
正確な再現ではないですが、概略は次のようなもなのです。
「誰か最近、亡くなったの?」
「うん、おばあちゃん(or おじいちゃん)」
「それは寂しかったね。どう答えたらいいかな・・・。
この世界には死なない生物がいるよ。それはアメーバーのような生き物で、体を分裂させながら自分が増えていくんだ。だから、ずっと死なないのだね。
人間のような生き物は、男と女がいるでしょう。オスとメスがいるような生物はやがてみな死を迎えるんだよ。男と女が出会って子供が生まれ、やがて自分は死んでいくんだ。
どう? 親戚に赤ちゃんが生まれた人いる?」
「うん」
「人は死ななければならないけど、そうやって命を残していくんだ。お別れは寂しいけど、赤ちゃんが生まれるとうれしいね」
「うん」
「そうやって、人は命をつないでいくんだよ。分かったかな?」
「はい、ありがとうございました」
可愛い会話でした。回答者は生物学的な見地から説明しました。子供も納得したようです。しかし、心の深いところにあるスピリチュアルな疑問は、まだ残ったままではなかったでしょうか。
命の連鎖は貴重なことですが、各個人の命に代用品なく、少なくても自分が生きている間は二度とお目にかかれません。
聖書によると創造主は、人を男と女に創造しましたが、男と女であることで、必然的に死が侵入することを聖書は告げています。人類に死が侵入したのは、アダムとイブが神の命令に背いて罪を犯したからだと、その理由を説明していますが、同時にそこには、イエス・キリストを通して救いがもたらされる土台となっています。
神、自然、人、男、女、罪、死、救い、救世主、復活。。
シメオンの満足 聖書に出てくるシメオンという老人のことが心に浮かんできました。
シメオンは年老いたとき、メシア、すなわち幼子のイエス・キリストと出会い、腕に抱き、神をたたえます。
「主よ、今こそあなたは、お言葉どどり、このしもべを安らかに去らせてくださいます。わたしはこの目であなたの救いを見たからです」(「ルカの福音書」2章)と。
シメオン(女老予言者アンナも)は、イエスがなした事業をまったく目撃せず亡くなったことでしょう。しかし、その幼子が救世主であるを啓示を受けて知っていました。そして、その存在を目で見ることで、安息を得て、満足して自分の死を迎えることができました。
人は自分の希望を託すことのできる人がいると、死や別離の悲しみもなんとか乗り越えることができそうです。
とくに救世主イエスがこの世界に登場したこと、そして私たちと同じ人間になって、私たちの罪を負って断罪され、処刑されたこと。また、その死から復活して神であることを示し、すべての人間に永遠の命を保証したくださったことは、たとえ、イエスのをこの目で見ることができない私たちや、様々な理由で肉親としての子孫を残せない人であっても、死をも乗り越える希望を与えるのではないでしょうか。
質問し、いったんは納得したように見える小学生も、もっと大きくなったら、また同じ疑問を抱くかもしれません。
男の子が、生物学的な説明を超えたところに、さらに納得のいく理由を見つけることができるよう祈るものです。

ここしばらく、ブログ更新の時間をとれず、訪問してくださった方には申し訳ありません。
年末までに何とか仕上げようと思った作業も、思うように進まず、来年に持ち越しに。
また家では家族に新型インフルにかかった人が出て、あたふた。クリスマス行事に影響が出ました。
ちょっとした空き時間は、しばらく放っておいた健康診断にでかけ、血液検査などをしました。結果は、中性脂肪に気をつけるよう言われました。
肝臓関係の数値も標準内ではないことがあり、念のための肝炎をチェックしようと、血液検査を再度することになりました。結果は来年を待ちます。
さらには、今月のなかばから、ちょっとした手先のしびれに見舞われ、初めて整形外科を訪問。理学療法が行われている地元の医院にかかりました。結果は、いくらか首の頚椎の治療が必要なようです。
今年の恵み
今年もさまざまな人との出会いのなかで、いろいろと協力したり、協力をいただいたり、協力を頼んだりしたことが多くありました。
今年を漢字一言で表したら、
「協」 ではないかと思います。皆さまはいかがでしょうか。
さて、ここでしばらくインターネットから離れます。いただいくコメントへのお返事が難しくなります。
残念ながら、帰省先の回線状態が不調のためです。
本年もご愛読、ありがとうございました。
よき年末、新年を迎えられますように。
クレオパ